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脳血管疾患の評価の仕方1

こんにちは。理学療法士のぴーです!

 

今回は臨床的な話で脳血管疾患の評価について書いていこうかなと思います!

 

実習生や新人さん向けに簡単に書いていけたらと思います。

 

・どういった所を診ていけばいいの??

 

評価の仕方と書きましたが、評価項目以外にも情報収集しなければならないことはたくさんあるの思います。

 

身体機能面だけみるのであれば運動麻痺とか筋力とか感覚などを評価していけばいいと思います。

実際、学生の時は身体機能面しか見てなくて一方向からしか患者を見ていませんでした。

 

しかし、実際に働いている中で身体機能面だけで治療を行っていては患者を最適なゴールへ導いて行けないことを身にしみて実感しました。

 

では、どういった情報を集めていかないと行けないのでしょうか?

 

・脳画像

・生活環境

・生活状況

・入院前ADL

・既往歴

・神経学的所見(麻痺、感覚等)

 

などなど他にもあると思いますが、今回は上記のものについて触れていこうと思います。

 

 

・脳画像

 

患者の所へ評価しに行く前に見なければ行けないのが脳画像になります。

 

脳画像の種類には大きく2つあります。

MRICT画像です。

 

一般的にMRI脳梗塞CTは脳出血を見るのに優れています。

 

急性期の脳梗塞であればDiffusionで確認。

陳旧性(昔の脳梗塞)のものはflare画像を用いていきます。

 

MRIはもっと種類がありますが色々説明するとこんがらがりそうなので、今回は代表的なもののみを書かせていただきました。

 

 

さぁ、次は実際に梗塞像、出血像をみてなにが障害されそうか予測します。

これが非常に大切になってきます。

 

予後予測や評価をしていく上で非常に大事な情報になります。

 

この過程を行っていく上で大切になってくる知識が学校で勉強した解剖学の知識です!

 

学校で錐体路がどこを通ってとか感覚神経はどこを通ってなどやったと思います。

授業中はこんなの覚えてどうするんだよ!!って私は思ってました。。。。

でもすごく大切なんだなと今はすごく実感します。

 

この知識が頭に入ってれば、ここが梗塞されてるからこういう障害がおきそうだな〜など予測をたてることができますよね?

そうなってくれば自ずと絶対に評価しなければならないことも決まってくるはず

 

また、予後予測にも非常に大切で理学療法士は医師にどこまでのレベル(歩行可能なのか?車椅子がゴールなのか?)まで到達できるか求めてきます。

錐体路ががっつり障害されているなら重度麻痺を呈しそう。脊髄視床路がやられてるなら感覚が障害されて歩行の獲得が難しいかななど予後予測に役立ちます。

 

参考文献などでも予後予測に関することは沢山書かれています。そういったものも活用し予後予測を決めていくことが患者のゴール設定を行う上で重要であると言えます。

 

ゴール設定を曖昧にしてしまうと治療も曖昧なまま進んでしまい効果的な治療は行えないと思います。

 

 

脳画像の話だけでかなり長くなってしまいました、、、

 

ほかの評価については次の記事にします、、、、

 

次回の記事で生活環境、生活状況、入院前ADLについて書こうと思います。

 

こちらも非常に重要なのでぜひチェックしてみてください!!!!

 

 

ではこのへんで失礼します。

 

理学療法士  ぴー